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【自分のWebサービスで生きていく】失敗したらどうするか、は考えなくていいと思う7つの理由

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さて前回の記事では、個人で仕事を回して生きていく上でブロガーやフリーランサーという道以外にも自分のWebサービスを運営するという方法もある(あるいは複業のうちの1つに出来る)。ということを書きました。

atsuhiro.hatenablog.com


今回の記事では、Webサービスを作ってみたけど、結局上手く行かなかったらどうするの。ということについて書いていきます。

なお実際にサービスを開始する上では失敗するかもと思って始めるとスタートすると失敗するかと思います。自分のアイデアに自信がなければ何の価値を提供したいかの軸がぶれがちになり、軸のないサービスには魅力がないためです。だからこの記事は、別に失敗してもどうにでもなるよね、と気軽にスタートが切れる方が増えればなぁ、ということを思って書いています。

はじめに: そもそも失敗とは何でしょう?

先程発見したAltSchoolの"Teaching Grit and Growth Mindset"という動画の最初の1分間で、記事の要点がほぼ言われてので先に紹介します。


AltSchoolは、FacebookCEOであるマーク・ザッカーバーグが主要投資家として名を連ねる教育スタートアップで、従来型の学校(講師が教壇に立ち全員に同じことを教える)とは異なる21世紀の学校(一人ひとりに合わせた学習コンテンツと学び方)を作ろうとしています。

この動画の最初で先生は子どもたちにこう問います。


"Who knows what failure is?" (失敗とは何か分かる人はいますか?)


一人の生徒はこう答えます。


"Not trying anything because if you don't try anything, you automatically fail." (何も挑戦しないこと、なぜかっていうと何も挑戦しないこと自体が失敗してるってことだから)


もう一人の生徒はこう答えました。


"If you do something and you don't complete it because it's too hard and you stop doing it because you give up"
何かやろうとしても、難しいからって途中でやめてしまうこと。なぜ失敗かというと、諦めてるしまっているから



先生は言います。


「人生では時々大変なことが起こる。学校の勉強でだって大変な時はあるでしょう。でも失敗しているとき、何が起こってるかっていうと、挑戦をしていると同時に成長しているのです。」


新しいことに挑戦するというのはこういうことだと思います。スタートアップでもほとんどのプロジェクトは失敗します。Webサービスを作ってみても失敗することの方が多いと思います。でも少なくともそれは挑戦をしているのだし、そして成長しているのです。(もちろん、これはWebサービスだけでなくて、他のどんな試みに対しても言えることです。)


もちろんこれは明るい面に注目して、経済的なことなど現実的な面は見てないので以下、もう少し現実的なことを書いていきます。

1. 一度作れば、次からは何倍ものスピードで作ることが出来る

僕の経験だと、リンガルボックスを作ったときはほぼ素人の状態から勉強し始めて約6ヶ月サービスの開始までかかりました。その後、機会があって旅行のCtoCサービスPeerToursを開発しましたがこの時は1ヶ月でサイトを作成出来ました。ざっと6倍の速度です。

以前に「自分の作りたいWebサービスの見つけ方」という記事の中で、「アンテナを貼って情報収集をしておくと、普段の生活の中で何かのきっかけでアイデアが生まれる」ということを書きました。こうしたアイデアが出た時に既に経験があって、プロトタイプならすぐ作れるよ。というのと、エンジニアを探さないと出来ない、とか一から勉強をしないといけないという場合とではスピードにも腰の重さにも差が出てきます。

2. 学べるのはプログラミングだけではない

サービスを作るとき、学べるのはプログラミングだけではありません。ユーザビリティを上げるためにデザインを学ぶ必要があるし、サービスを使うユーザーは誰なのか、どうやって集客するのか、お金を取るなら料金設計はどうすれば良いのか、など考えることが山ほどあります。これを適当にやるのではなくて一つ一つ考えて実践していけば例えその仮説が間違っていて失敗したとしても得ることはたくさんあります。今の時代は経験よりも、自分で考えて変化していけることの方が重要になってくるので尚更です。

3. 新しいアイデアを生むかもしれない

その失敗したアイデアが新しいアイデアにつながって上手くいくというケースもあると思います?例えば、現在パスチャーというInstagramを利用したマーケティング会社を運営しているカイユリコさんは以下のインタビューでフィリピンでANELAというECサービスを立ち上げ、上手くいかなかったものの、その中でInstagramでの集客への可能性に気づき現在の会社を始めた、という話をしています。こうして他の上手くいったアイデアにつながるのであれば、そもそも最初のサービスが失敗したとも言えないのではないかと思います。

Instagramマーケティングの今を語る / パスチャー カイユリコさんインタビュー | Tokyo XYZ by I&S BBDO

4. 「Webサービス運営経験×自分の専門分野の経験」で自分の市場価値がアップする

堀江貴文さんは著書「多動力」の中で、 営業や、マーケティングなどで100人に1人のスキルを持っていても代わりになる人はたくさんいるが、そうしたスキルが2つ、3つと合わさることで1万分の1、100万分の1の人材になることが出来る、ということを書いています。例えば翻訳をしている方ならその経験を基にSEOを意識した翻訳出来ますとアピール出来るでしょう。ビジネスサイドの方であったら、技術側の人と同じ言語、目線で話すことが出来ることを強みに出来るでしょう。

5. お金を生むサービスを作ったことのある人は意外に少ない

実はプログラマの多くは、大きなサービスの一部分を作っているというケースが多く、設計、デザイン、DB設計、制作、デプロイまで全て横断的にしたという人はあまり多くありません。また既に技術のプログラマであっても、サービスを作ってみたもののそもそもマネタイズを考えてなかったり、100万人、1000万人とユーザーを集めないといけない広告モデルを採用してたりで、お金を産まないままにサービスを終了するケースだってあります。例え生計を立てるには足りなかったとしてもお金を生むサービスを作っていた「マーケティング視点のあるプログラマ」に対する需要は高いのでは、と思います。

6. プログラマの需要は豊富である

ちきりんさんの「未来の働き方を考える」という本の中にある、フィリピン留学に関するエピソードでは、仕事を止めて留学してきている看護師の方は、日本に帰っても引く手あまただから帰ってから仕事が見つからないことなど心配する必要がない。ということが書かれています。プログラマについても同様である程度優秀であれば、自分のサービスを作っていた時期があっても仕事には困らないでしょう。自分のサービスをポートフォリオの1つとしてアピールすれば、依頼側もどんなスキルを持っているのか、すぐにイメージしてくれるはずです。英語が出来るならZapierやBufferに代表されるように、全てのチームメンバーがリモートで仕事をしているような企業も多くありますから、リモートで働くのがまず第一の目的の方でも問題ありません。日本でもこうした会社は増えています。

7. 失敗とはやりたいことがあるのに挑戦しないこと

ここまで6つあれこれ書いてきましたが結局これかなと思います。Webサービスにかぎらず何か新しいことを始めようと思った時に、失敗したらどうしようとか、周りから失敗したら色々言われるかもとか、考えてしまうと思います。でも失敗というのはそもそもやりたいことがあるのに挑戦しなかったり、ちょっとのことで諦めてしまうことなのだと思います。動画の中で言われるよう、失敗というのは、挑戦し、経験を積んだということであり、その経験は次の挑戦で活かすことが出来ます。


最後に

もし作りたいサービスがあるけどプログラミングはわからないし、失敗するかもしれないし、と前に踏み出せないでいる方がいましたら是非、参考にしていただけると幸いです。後、サービスやスタートアップをする人は自分のサービスは上手くいくと信じているわけなので、時間を費やしても成功しないだろうサービスに貴重な時間を費やしてしまうことがあり、それを防ぐためにメンターが居たほうがいい。というのは良く言われることです。スタートアップだとシード段階での投資家がメンターとなるのですが、そうではなく自分でサービスを立ち上げる場合でも、自分よりも上手くいっている人たちから立ち上げ前、立ち上げ後に定期的に意見をもらうというのが重要だと思います。僕の場合だと、幸い前職で新卒一期生で社長と距離が近かったこともあり、退職してからもリンガルボックスのことでアドバイスをいただきました。リンガルボックス場合は、方向性に開発速度がついていってないことがまだ成功出来てない理由かと思うのでブログ書くよりコード書けということなのですが笑


次回も、自分のWebサービスで生きていくをテーマに記事を書こうと思っていますので興味のある方がいましたら僕のTwitterアカウントやFeedlyをフォローして更新のお知らせをお待ち下さい!

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